大きな蟻(6/2)

お腹の調子が悪く、お昼をほとんど食べなかった。午後から会社へ。重版の仕事がとても忙しく、わっせわっせとカバーのソデを作ったり、本文を入稿する仕事。世の中には色んな仕事があるんだな。約束はなるべく守らなきゃいけないので、時間に間に合うように汗をかきながら仕事をする。

社内の人の数は先週より多く、やはり誰が感染してもおかしくない。そもそも経済優先の施策なのだから、感染するのはしょうがないことなんだろう。経済を回さないと産業が死に、失業者が増える。だから仕方ないだろう、という理論なんだろうな。じゃあ高齢者は死亡のリスクが上がるけど我慢してね、ということなのか。国が一方の死と他方の死を比較するのはおかしいと思う。全部救う、が国のスタンスとしてあるべきじゃないか。

というわけで感染を避けつつ仕事を続ける。18時過ぎに家に帰ってくると、どっと疲れが。動けない。最近疲れが出やすく、無気力になることが多い気がする。カフェインにも弱くなって、コーヒーを飲むと心臓がバクバクする。どうにもならない。健康な体があればいい、と歌ったのは藤原基央。あれは、僕が中学くらいの時に出たアルバムだった。当時は健康にピンと来てなかった。今はもう少し想像できる。健康な体があればいい、のあとの歌詞は「大人になって願うこと」。

この間、同世代の友だちと「大人って幻想じゃない?」と話した。