大きな蟻(6/6)

今日のトピック。ジモティーでPCを安く譲ってもらったので取りに行ってきた。阿佐ヶ谷から三軒茶屋。自転車で。

パソコンは思ってたものの3倍くらいの大きさで、これ自転車で持って帰るのか...と気が滅入った。譲ってくれた人はとても良い人で「緩衝材はスポンジとしても使えますよ!」とわざわざ教えてくれた。この物体は緩衝材として生まれたのか、それともスポンジとして生まれたのか...
そっちの思考に気を取られて「便利っすねー」と気の抜けた返事をしてしまった。

「持って帰れます?」と何度も心配されるが、「行けそうな気がします!」と言い続け、自転車の近くに戻る。手で持つのは不可能そうなので、横にして荷台に乗せる。幅が車体の荷台の倍くらいあるのでとうぜんパソコンは荷台からはみ出している。が、なんとか行けそうだ。ただ安定のために荷台にくくりつけたいところ。とにかく紐を手に入れねば、と思いながら歩く。

せっかく三茶にきたんだし、と思ってプエブコの店舗による。ネットショップは見てたが来るのは初めて。かわいいマットを見つけたのだが、ネットショップでは売り切れていた。運が良ければ店舗で手に入るだろう。
プエブコは雑居ビルの二階にあった。ちょうどよい雑多さで物が置かれていて全然緊張しないで入れた。マットは運良く3枚だけ残っていて、そのうち2枚を買った。1枚は恋人が欲しがっていたのであげる。あと、スリッパが無かったので買う。僕の足は29センチもあるので、スリッパ探しにも一苦労。プエブコのは大きくていいのだ。他にも良いものがたくさんあったけど、長期滞在は憚られるので早めに退散。
最後に店員さんに「ギュッと縛れる強い紐って売ってますか?」と聞くと、一つだけあるとのこと。見せてもらうとちょっと頼りなさそうだったので「やっぱり大丈夫です」と伝えた。店員さんは「じゃあ、この包装用の紐強いのでどうですか!」と言ってくれたので、ありがたくいただくことにする。紐はまったく千切れそうになかった。結局この紐でパソコンの移動をやり遂げられたので、プエブコの店員さんには感謝しかない。

恋人の家に行ってマットを渡すと、「あ! その袋!」と言われる。プエブコのショッピングバッグのことを言っているらしい。白くて大きくて丈夫そうな袋だ。どうしたん? と聞くと「私これ、お金払って買ったのに!」と悔しがっている。
とてもいい袋だったので、あげるよとは言えなかった。