2024.1.11

久々に日記。日記は書けるときと書けないときがある。今日はギリギリ書きたいと思った日。なのでノートパソコンを開いて書いてみている。

 

昨日でそれなりに大きめの仕事を入稿したので一段落。結構ストレスのかかる仕事だった。男性アイドル系のデザイン仕事で、使う写真への指示が細かい。細かいことはいいのだけれど、それを何度も何度も後出しにしてくるので、そのたびに何度も何度も直さなくちゃいけない。修正のたびに溜まるストレス。

お金は悪くなかったので、それでなんとか耐えられたような気がした。とはいえ、得に良いというほどでもなく、それに、デザインしたことを人に言ってはいけないらしい。うーん、アイドルの仕事ってそんな感じなのか。比較的誰でも良い仕事をやるっていうのは大変ですよね。理想としては、自分が腕を上げてすごく有名なデザイナーになるしかないのだろう。名前を出すことが箔になるような。

まあ、ひとまず終わったっぽいのでいいか。

 

最近の悩みといえば、眠りが浅くて早朝に覚醒してしまうことと、謎の顎の痛みに苦しんでいることだ。今日も早朝に一度起きてしまったが、仕事が終わったんだしと思って二度寝をすることにした。二度寝は気持ちがいい。そしたら、次に目が覚めたのが14時でなかなかびっくりした。起きたらベランダの猫がこっちを見ていて、目が合う。最高の寝起き。充実感があったからいいか、と遅く起きてしまった自分を納得させた。

今日は久しぶりに時間的な余裕があったので、かれこれ2ヶ月くらい続いている顎の痛みを相談するために重い腰を上げて歯医者に行った。受付の方の愛想が悪くてそれが結構良かった。ほかのスタッフと喋りながら受付をしていて、アメリカのスーパーみたいでかっこいい。中はガラ空きだったので人気はないのかもしれない。待合室には「JAZZ」の文字の形をしたネオンサインを写真に収めたパネルが貼ってあって、どういう理由でこれをこの場所に貼ったんだ... と思った。

医者は愛想がよかった。口の中をいろいろ見てもらったが、虫歯も顎の異常もなく、ただの筋肉の炎症でしょうと言われた。出せる薬もなく、ただ右の顎を使いすぎないようにして、寝るときの姿勢にも気をつけて、とのこと。790円と診察料も安い。

 

歯医者が終わったらカレーを食べようと思っていた。お店を探すと夕方に近いこの時間でもやっているお店がいくつかヒットした。cafe オーケストラはお休み。次点でフェンネルというお店に入った。ポークビンダルーを注文すると、これが辛くて酸っぱい! 結構クセになる味でおいしかった。辛+すっぱって意外と合うんですよね。酸辣麺とか。

 

それから、ドトールでこれを書いている。自分はドトールで集中できる日とできない日があって、今日はできた。でも肝心のZINEのための文章は進んでいない。帰ったら少し別の仕事をする。あ、その前にハンドソープとバゲットを買って帰らないと。

夜はシチューを作ってあったので、それを食べようと思っている。

 

2023.12.12

3日ほど使って、熊本まで友人の企画した展示を観に行ってきた。旅行みたいな特別なイベントがあると、仕事の調整のために直前に無理をしたりイベント自体にかなり気力や体力をつかったりしてしまう。結果として何が起こるかというと、えらく疲弊して、帰ってきてから結構精神的に落ち込むことがある。そうなると大変で、外に出たり、人と連絡を取ったりすることが億劫になってしまう。今回は、人に迷惑をかけたくないというギリギリの価値観が私のがんばりを応援してくれた。どうにか昨日は最低限の仕事ができ、それ以外は眠っていた。

 

今日は一本入稿があるし、明日も入稿がある。その他にも修正しなくてはいけない組版の仕事がある。とにかくてんこ盛りだ。なぜか旅行やイベントのある週末に限ってお仕事が集中する。文学フリマのあたりも、大変すぎてほとんど記憶がない。

 

起きてからずっと仕事をしていた。今日は20時くらいからライブを観る約束をしてしまっていたので、それまでにすべてをどうにかしなくてはいけない。幸い、修正しなくてはいけない箇所はそこまで多くない。一つずつ直し、他の仕事を挟んでから、きちんと直っているかのチェックをして編集者に送る。洗濯物を干す時間はとれないかもしれないが、それでもなんとかなりそうだ。

 

昼に一つ終わらせてからセブンイレブンに行ったら、エリックサウスのビリヤニが復活していた。うれしくて買ってみる。今回もかなり美味しかった。前回のカレーフェスとは少し風味が変わっている感じがした。

しかし、その後でイスラエルに出店しているセブンイレブンが「イスラエル兵を応援するキャンペーン」を行っているらしく、証明書を提示すると50%オフになるという。あまりのグロテスクさに、もうセブンではしばらく物を買うのはやめようと思った。資本主義と戦争と人の命。それぞれ結びついてはいけないものがあまりに直接的にくっついていて、さすがに無理だ...と思った。

 

仕事はなんとか18時に送り終え、少し発送するZINEの準備をしてから、家を出る。早稲田の古着屋でのライブ。角銅真実さんの身体性にびっくりした。この人は本当に素直で気持ちがいい人なんだろうと思った。

帰りに友だちと高田馬場でラーメンを食べて解散。

 

帰ってきてから、発送するものをポストに出しに行き、いろいろしていたらお風呂に入るのが面倒になって眠ってしまった。暖房が暑くて途中何度か目が覚めた。

 

 

 

※時には私のZINEでも宣伝しようと思います。エッセイ6本に、この日記から抜粋した4本を加えた文庫サイズの本です。94頁。ぜひお買い求めを。

rice-village.stores.jp

 

 

2023.12.7

昼くらいにピンポンが鳴った。下に降りると、おじさんがいて、水道局員だという。「水道代が払われてなくて、今日栓を閉めに来たんですよ」という。あれ、そんなに滞納してましたか? と聞くと払い忘れが3回分あったらしい。「いま払えますか?」と聞かれたので現金がないんですよ、と答えると「じゃあ後で払っておいてください。今日はこのままで帰りますから」と言って帰って行った。

それで、支払いにコンビニに行こうと思って、でもその前にお金を下ろさなくちゃいけなかった。だったら、家を出る前に大家さんに家賃を払いたい。だったら、水道代を家賃から支払えばいいじゃないか、と一瞬思ったが、これは家賃のためにとっておいたお金なのである。だから水道代にしてしまってはいけない。家賃を持って大家さんの家に行くと、ちょうどヤマトの配達員が来ていた。大家さんは荷物を受け取ってから「親戚からのお歳暮!」と言った。私はもうそんな季節ですね、と返事をした。家賃は手渡しで払い、その場で領収帳に記入してもらう。ちょうど今月で一冊使い終わった。丸二年が経ったということだ。次の更新はしないと決めているから、次の領収帳が埋まることはないんだろう。「新しいのポストに入れておくからね!」と大家さんが言った。

2023.12.3

朝9時頃にピンポンの音で起こされた。荷物を受け取り、またベッドに戻ってうとうとしていると気づけば昼になっていた。起きてから昨日した仕事のチェックをして編集者に送った。それから、注文をくれていた書店に本を送る。レターパックプラス、520円。友人たちと遊ぶべく下北沢に向かった。

 

群馬に住む友だちが遅めの夏休みということで上京してきていて、そこに別の友人2人も加わってみんなでジャズ喫茶に向かった。「はやし」というお店。朝から何も食べてなかったので、ハヤシライスを食べ、コーヒーを飲んだ。深煎りでとてもしっかりとおいしい。それから古着屋のヒッコリーを見たり、気流舎に顔を出したり、ドンキに寄ったり。大学生の遊び方みたいで楽しかった。夜は中華。私の書いたZINEの感想の代わりにと、あるCDをプレゼントしてもらった。「僕は言葉で感想を言うのが苦手だから」と言う。粋なプレゼント。うれしい気持ち、たくさん聞きたい。今度は私が彼に本でもプレゼントしようと思った。

2023.12.2

仕事を少ししてから、全国のいくつもの書店さんにZINEを置いてもらえないか、打診のメールをした。本文には仕様と概要、希望の仕入条件を書き、添付する形で本文PDFと書影を送った。すぐに近くの本屋さんから返事が来て、そのまま納品に行くことにした。手持ちで本を届けられることはとてもうれしいことだ。店主さんとも話せるし、時々だけどその場で精算してもらえることがあって、懐があったまる感じがする。やはり現金はいい。納品するたびに本を買ってしまうので、お金はそんなに儲かっている感じはしないのだけど、でもやっぱり本屋は大好きな場所で、そこにお金を落とせるならいくら買っても気分がいい。お金は落としたいところに落とすべき。ついついコンビニとかチェーン店で食事をしてしまうのだけど、でも大きな資本にお金を落としたくはないよなという感じがする。応援するなら小さいところである。

 

本を届け、しばし歓談。西荻にたこ焼き屋さんができたんです、しかも2軒もあるんですよ、と突然教えてもらう。なんでたこ焼きの話をするんだろう、と思っていたら、私のZINEのプロフィールに「たこ焼きとモンブランが好き」と書いていたことを気にしてくれていた模様。それに気づいてから思わず笑ってしまった。いい人だ。本を一冊買い、お礼を言ってお店を後にした。

 

電車に乗って吉祥寺を目指す。19時から友だちのAさんと回転寿司を食べる約束をしていた。ちょっと早く着いたので、駅のホームで雑誌「VACANCE」の3号にある曽我部恵一さんのインタビューを再読する。曽我部さんが最近リリースしたラップのアルバムがあって、それがすごくよかった。3曲目に「幽霊」という曲があって、それがVACANCEのテーマ「おばけ・リミックス」とリンクしていることに気が付き、改めて読むことにしたのだった。割ととりとめのないインタビューだったけれど、芯を突いた発言が各所に光る。特に、映画館にいたおじいさんの話が引っかかっている。「誰からも存在を認知されず、人に迷惑がかからないように生きようとしている」人について。曲のフックでは繰り返しこう語られる。「蝿がブンと飛んでそんで オレは生きていても死んで いつか化けて出てやるって 世間様にそう伝えといて」

 

Aさんと合流し、回転寿司を食べる。Aさんは「魚べえ」がいたく好きらしく、私は行ったことがなかったので今回が初めて。魚べえは回転寿司なのだが、全て注文制。だから真ん中にレーンが存在しない。熱湯が出る蛇口も席になくて新鮮だった。サーモンから始めて、アジ、軍艦、ほたて、えんがわ、と次々に食べていく。あおさ汁は時々しか飲まないから、いつも新鮮に感じる。最後にデザートを食べたが、それでも10皿くらいしか食べれなかった。気づいたら3時間も回転寿司でしゃべっていてびっくりした。

店を出てからしばらく歩いたり、立ったまんま喋ったりした。途中、マンホールから湯気が出ていて、近づいて確かめたら少しあたたかくて笑ってしまった。とにかく寒いし、夜も更けてきたので23時前に解散した。Aさんは明日縁切で有名な神社に行くという。がんばってくださいね、と伝えた。

2023.12.1

2週間もあいてしまった。TOKYO ART BOOK FAIRがあったり、色んな人とお茶したりして、結構人に会っていた。今週その波が終わって、基本的に1人で過ごしていたのだけど、そうすると今度は過眠気味になっていった。午後に起きるのは当たり前で、毎日十何時間と眠った。本当に参っている。寝付きがいいのは幸いだけど、こうも毎日寝すぎているとちょっと問題だなーと思う。仕事へのやる気もあまり出なくて、取り掛かるのが遅くなっていった。仕事の分量が少ない時期で本当によかった。とはいえ、仕事以外のやるべきことを先延ばしにしていて、業務委託の仕事も11月で終わるので、いやはや次はどうしようかと思っている。とにかく日記は再開しようと思って、また書き始めている。何度でも言うが、書くことは健康にいい。

 

おととい、友人Hさんと電話をしていて、何か目標を決めてそれができたらお祝いをするといいんじゃないかという話になった。お祝いとは、具体的に言うとソワリンに乗るということだ(私もHさんもしばらくディズニーシーに行っていないことが判明した)。うん、それで私は来年こそどこか出版社から装丁の仕事を受けることを目標にしたのだった。うまくいくかな、どうかな。分からないけれど、目標は掲げておくにこしたことはない。私はいつだって本のデザインの仕事がしたい。だから、それを言っていこうと思った。

 

何をどうしたらいいのか、ドトールで途方に暮れている。ちゃんと考えれば、あれとこれとそれをやったら現実的にいいね!って分かっている。でもなんとなく、どれもが茫洋としていて、手にとって見てみても、あまり確かなものだと思えない。だから、人から頼んでもらった仕事をして、こうやって日記書いて、書店にZINEを置いてもらうメールしたり、ばたばたしている。さらに『サタデーフィクション』という映画を観ることを急に決めた。どうしようもないのである。人生、歯車が噛み合ってちゃんと動いている時間なんてそう多くはない。大抵はうまく噛み合わなかったり、すべっていったり、手に負えない。誰かに調整してもらえたらいいんだけどな、そううまくもいかない。

2023.11.18

なんというか、日記というものはだいたい一日の終りか次の日あたりに書くもので、そうすると現在進行系の話がしづらい。しかし実際には書きたいことはそのときどきの状況だったりするわけで、今日の分はその調整用にしてもいいと勝手に決めた。

 

今週は毎日人と会ってお茶をしていて、それがうれしいと感じている。私は結構体調の波があるので、そういう風に思えるのは珍しいことだ。大抵は人と会って疲れて次の日寝込んだり、予定をキャンセルしてもらったりする。でも、文学フリマを経てからそういう身体の重い部分がある程度取れたような感じがあって、人に会うのもそこまで恐怖を感じない。むしろ、その人とはどんな話ができるんだろう、とわくわくする。

その一方で、今週は確実に過眠気味であり、気がつくと寝てしまって、そのまま昼まで起きないということが多かった。一番ひどい日は15時に目が覚めたりして、仕事をキープしていくのが精一杯だった。躁うつ的な傾向から言えば、これはうつ的な反応なのだけれど、気分は確実に躁気味(でも行ききらないように抑えている)。このちょっとした矛盾みたいなものはどういうことなのか考えている。一つは、文学フリマ前の二週間に寝ずに無理をした反動が来ているかもしれない、ということ。何にせよ、生活リズムを安定させることがめちゃくちゃ大事だよな〜とは思うのです。

 

人と会って話していると、自分の輪郭が分かってくる感じがある。私が話したことが反響して返ってくる。あるいは、私の書いた文章の感想を言ってもらえる。そうしてはじめて、私の思考やその記録としての文章がどういうものなのか分かるような気がするんだ。中高生のときには極端にコミュニケーションを避けていたのだけれど、そのせいで、コミュニケーションの効能が分からないまま大人になったような気がしていた。私の母はコミュ障だったといまでは思うし、私自身としても人と会うことは怖いことだという刷り込みがあったんだと思う。いまでもある。でも、その向こう側に他者と触れ合うことでしか得られない、ギュッと詰まった体験や収穫物がたくさんあるのだなあと実感している。もう28歳なのにね。

 

ついつい「友だちが少ないんだよ」という話をしてしまうんだけど、実はそんなことはないんだと思う。そう思いたいだけなんだ。少なく見積もっておけば、人に会わなくていい口実になる。実際に、多くの人と関係を維持していくのに苦手意識はあるけれど、でもそれは友人が少ないということではなくって、ただいるけど会ってないだけなのだ。別に会わなくたっていい。必要になればその時が来る。

 

そういう風にまったく思えたこともなかったんだけど、書いていると自然と思考がドライブしていって、そういう言葉が出てくる。すごく不思議なことだ。書き言葉のほうから私のほうにすり寄ってきて、新しさのほうへ導かれるような感じがする。

 

今日は夜から専門の友人たちとバスケをした。初参加の人もいて、最初は物怖じしていたけど、ディフェンスの才能があったりして、いくつも発見があった。身体を動かすのは楽しい。私は経験者なのについつい本気になってしまうのでいい加減にしたいなあと毎度反省している。終わってから中華料理屋へ。11人でご飯を食べた。みんな楽しそうにしていたし、私もよく笑った。元気なときはみんなのことちゃんと愛おしいと思える。もし会うのが億劫だったら、それは元気がないからなんだ。もっと元気のなさという状態のせいにしてしまって、自分から遠ざけていいのだと思う。

 

帰ってきてからはzineのデザインと入稿をしないとヤバい、と思ったので徹夜で作業をした。もう来週末にはTABFがあるのに、オリジナルのzineがまったくできていない。写真を並べ、巻末にエッセイを一本書いてから、タイトルは迷って、『BLUE RELATIVES』という風に名付けた。スナップした木の写真を、青一色で刷って冊子にしてもらう。私の「名」と「血」への反骨心で作ってみた。TABFは木曜からだけど、モノは金曜に届く。金曜は店番があるので、なんとか間に合うといいな。まだ仕上げの工程が残っている。50冊刷ったので1年くらいかけてゆっくり売れたらいい。