2023.8.28

11時過ぎに起床。週明けに送ると伝えていたゲラの直しがあったので、全体をチェックし送れる状態にまで整える。行ズレなどで不自然に分かれていないか、赤字がちゃんと直っているかなどを確かめる。期日の前日までに直し自体は終えてしまって、当日はチェックや調整に時間を使うのが自己流の進め方。手を動かすのとチェックをするのは、別日のほうが納得して進められる。何事においても自信があまりないので、自分が信じられるやり方を選ぶのは結構重要なこと。

ツイッター組版の募集ツイートを見つけたのですぐに電話をかけてみる。詩集などを出版する小さい版元のようで名前だけは知っていた。電話の感触だと、大体OKそう。今週の木曜に顔合わせすることになった。できれば装丁まで含めて仕事を受けられるように話を進めらたい。

その後、9月から業務委託をする版元の編集者との打ち合わせ。14時スタートで終わったのが17時。中身のない割に3時間に及ぶ長い打ち合わせになった。挙げ句の果てに編集者が「社内ではあだ名で呼び合ってるんですよ」とぬかしはじめ、あだ名を勝手につけられそうになったため、慌てて昔呼ばれていたあだ名を取り出して場に共有した。なかなかにハードな時間だった...  今すぐ辞めてしまいたいと何度も思ったし、3ヶ月の試用期間が終わっても本契約は絶対にしないと確信した。その3ヶ月すら最低限しか働かないしコミュニケーションもそんなに取らないぞ...  11月までの間に次の固定収入を見つけたいと思っています......

横になって体力を回復させてから駅前のドトールに行きコーヒーを飲み、TSUTAYAでコミックを借りて帰った。1話が話題になっていた『まじめな会社員』を最終巻の④まで。1・2巻くらいまではネガティブなオーラにあまりノリきれないと思っていたが、段々と「あれ、これなんかいい漫画じゃない?」と思えてきた。クラウドソーシングなどの現代的なツールを使って憧れていたライターとしての仕事をできるようになっていき、自由に使えるお金を得、友人と仕事でつながり...  主人公が段々と自己肯定が出来るようになっていく様に心が動いた。そこからまだ色々あるんだけど、それでも「東京」の良さを感じたし、最終的には希望の持てる漫画だったと思う(とはいえ最後まで恋愛に固執する姿には若干参ってくるが...)。

最近は、リニューアルした24hのコインランドリーにパソコンを持ち込んで作業するのが結構いいなと思っていて、いまも乾燥機を回しながらこれを書いている。ランドリーの入り口にセミが落ちており、時々バタバタと飛び回ったり鳴いたりしている。さて、どうやって帰ろう。