約束を破るのあと

 約束を破られたことを文章にしてしばらく経ったいま、読み返した。書いた内容が結構恥ずかしくて顔が熱くなった。いまにして思えばそんなにたいしたことじゃない気がしてくる。

 たぶん普段だとこのまま忘れて、今までと本当に同じように接することができる。忘れることはいいことだ。全てがなかったように見える。そしてなかったことになりお終いなのかもしれない。
 正直、友だちとはこれからもずっと仲良くしていたい。気が合うしかなり何でも話せる、めちゃ大切な友だちだ。でも、自分も大切にしなきゃいけない。
 ぼくはずっと自己肯定が苦手だ。自分自身の扱いに対する感覚は他人よりもずっと低い。他人よりも損なわれてもいいと思っている。
 でも、ここ数年はそれで色んなことがうまく行かないんだと思ってきた。他人に対して遠慮しすぎてしまい、なかなか近くになれない。あれをしたら悪い、これをしたら悪いと考えてしまうのだ。
 他人に対して適正な接し方をできるようになるために、自分を大切にしたい。自分が損なわれたことに対して無自覚ではいけないのだ。というわけで、これからどうすればいいのか、途方に暮れている。ぼくは怒ってもいい。でもまた仲良くできないのは嫌だ。
 中学では人間関係にうまく適応できなくて不登校気味になり、高校では学校には行っていたものの1人で悩みすぎて過剰反応したり放棄したりしてきた。やはり人とちゃんと向き合うことは僕にとって大きな課題であり続けている。

 また、人が読むための文章をここに書けていない。アホじゃん。だめだめじゃん。それでも書かないとすまなかった。言い訳ばかりしている気がする。