ベイク・マイ・デイ

早起きできた日はサンドイッチを作って会社に行くんだけど今日はできなかった。ま、お昼はなんか買って食べればいいや、と開き直って来たのは先週発見したパン屋さん。
「bake my day」と店先に掲げられていて店名かと思っていたけど、どうやら違うみたいです。でも正しい名前は分からないのでぼくの中では「bake my day」って名前で読んでいる。慣れたからベイクマ、ベイクマって略して呼んでいる。けっこう、愛したくなる名前だと思うのだ。

街のパン屋さんって感じで、おじいちゃんが一人でやってそうって感じの店内。窓際のスペースに上下二段でパンが並べられている。たぶん十種類くらい。カツサンドとクリームパンを買う。カツサンドコッペパンに挟んであるタイプのやつ。パンがふかふかでおいしそう。パンの耳もくれた。どうやって食べようか、うれしい。ちなみに店員は見たところ、おじいちゃん一人しかいなかった。合わせて440円支払う。

そこから散歩して食べる場所を探す。たまたま公開空き地にあるベンチが空いてるのを見つけた。公開空きベンチだ。上を見ると、意外と空が広い。ビルとビルの間なのに、と思う。むしろ、間だから何もないのかもしれないな。晴れていて雲がまばらに見える。そして、やや強い風が吹いている。あー、悪くないかもな!と唐突に思う。人生のこと。人生何にもないなとずっと思っているけど、いまはそんなに悪くないと思っている。お、飛行機が飛んでる。いいねー飛行機。ベトナムとか行きたいよ。

自分の目で見つけたパン屋さんが意外とうまかったり、半年後にベトナム行くぞ!とか思ったりしながらなあなあにやっていければいいのかな、と年に数回は考えたりする。