2023.11.11

8時すぎに起床。たくさん寝たかったのに、ベッドに入るのが4時くらいになったのであまり眠れなかった。今日は文学フリマに出展する。昨日ひまだったので準備はあらかた済ませてあった。友人Mさんから誕生日にもらったケーキを食べてから家を出た。栗の乗ったチョコケーキだった。おいしかった。

 

Mさんも文フリに出るので、待ち合わせして向かった。荷物は結構いっぱいになるかと思ったけど、会社員時代に使っていたギャルソンのショルダーバッグと、少し大き目の手提げで事足りた。文庫サイズにしたのが功を奏したようだ。

 

記録のために持っていったものを書く。大きい布、A3プリント書影・ブース名、本スタンド、チラシぶらさげ、プライス、paypayプリントしたもの、金庫、釣り銭、テープ、マッキー、ごみ袋、常備薬、水。くらいだろうか。当日、やってて足りなかったものは、ボールペン、それと「内容が分かる何か」だ。

今回の反省点としては内容が伝わらないと買ってもらえない、ということがあった。表紙を見て手には取ってくれるものの、試し読みをしてもらってもそれを買うところまで繋げられていなかった。オビを巻くなり、POPやチラシを作るなり、何か分かりやすい言葉でまとめ、パッケージとして売り出さないとなかなか買ってくれないなと思った。一言で分かるこの本の魅力を見つけたい。

それ以外は特に不足点はなかったように思う。

 

文フリはすごく緊張したけれど、基本的にはいい感じだったと思う。友だちがたくさん来て買ってくれたし、SNS上での知り合いも初めて会うことができた人もたくさんいた。本が売れるとうれしいというのもあるが、それ以上に人と交流できる場というのはとても楽しいな〜と思った。私は気をつけないとスーパーハイテンションになってしまうので、ほどほどの気持ちの持ち方ができたと思う。結局30部くらいは売れたので、無名で初出店にしてはよく売れたんじゃないかなと思う。もっと売りたかったけど。

途中、学生時代の友だちSくんが来てくれ、Mさんと三人で回れる時間があったのも楽しかった。私個人としては雑誌『VACANCE』vol.3、RIVERSIDE READING CLUBのZINE、せしもさんの「恥とピュアネス」、山本ぽてとさんの『踊れないガール』などを買った。Mさんのブースでもかわいいのを買えたし、内田さんの「家族」と自分のZINEを交換できた。

買い逃したな〜と思ったのは『佐々木敦による保坂和志』、『園芸グランドスラム』あたりだろうか。あ、あと『教養としてのお冷』は終わってから知ってぜひ買いたかった。それ以外だと僕のマリさんや、オルタナ旧市街さんに挨拶したかったな。

 

というわけで買うのも売るのもかなり充実といった感じだった。一緒のブースでエントリーしていたMくんもめちゃ売れていたし(初めて10冊まとめ買いを見た)、楽しそうに過ごしていたのでよかった。誰かと一緒に出すと安心して良いですね。(今日はイニシャルがMの人がよく出てくる)

 

というわけで私のZINEの情報も置いておきます。

https://rice-village.stores.jp/ 

 

文フリは17時に終了。疲労困憊だったけど、夜にオールナイトの音楽イベントのチケットを買っていたからいかざるを得ない。私も、一緒に出していたMくんも仮眠をとりたい...となってしまい、一度解散した。朝から何も食べていなかったので、てんやでオールスター天丼+いかの天ぷら。おいしかった。私は天ぷらがかなり好きなのだけど、いつでも揚げたてのてんぷらが安く食べられるので、てんやは稀有な存在だと思う。

それから昼寝。ちゃんと22:30くらいには起きれた。渋谷の東間屋というクラブに向かう。店員が寿司屋みたいな格好をしていておしゃれなんだかよく分からなかった。今日はO-EASTまでぶち抜きになっていて、Sapphire SlowsとAcid Pauliのプレーを見る。ふたりともテクノ系で、私はSapphire Slowsのほうが好みだった。音楽の気持ちよさを掴みながら、上げるところはしっかりあげ、リラックスさせるときはさせるきめ細やかな対応がかなり好印象だった。最後にフレシノのDJを見てから5時過ぎに出た。

 

道玄坂のほうに出ると、松屋が一軒あってそこで朝ごはんを食べることにした。早朝の松屋はカオスそのものだった。米をこぼしながらカウンターに突っ伏している外人、入ったきり開かないトイレ、ソファで寝るカップル。一番渋谷らしい光景かもしれない。食べおえて店を出ると、閉鎖された商業施設のシャッターの向こうで人が寝ている。そちらに向かって「ミサキ、本当に置いてくよ!」と叫ぶ女。みんな一日がここから始まるのである。今日はまだ日曜日。希望のある日曜の朝だった。