2022.7.21 16:46

治験の日なので、茅場町にある病院へ向かう。西荻窪の駅の手前で首の後ろにちゃぼみたいな茶色い鶏的なものを載せている人がいて、思わず足を止めてしまった。でも、よく見るとそれはその人が後ろに一つ縛りにした茶髪で、しかもそんな見間違いをするのは自分だけなようで、みんなスタスタと脇を抜き去っていた。こういうことが結構あって、夜に自転車に乗れば何回も何回もモノを人に見間違えてしまう。目は良いはずなのに、いろんなものを別なものに間違えている。耳も悪くないはずなのに聞き間違いもよくしてしまう。おかしなことを聞きなおしてしまって、笑われたり変な顔をされることも多い。

それで、昨日は学校のチラシ置き場を見ていたらパンが置いてあるなあって思った。とはいえ、パンなんて普通は置いていないのでどうせ見間違いだろうと、そう思ってチラシを漁っていた。でも、よくよく見るとそれは本当に本物のパンで、思わず「ワー!」と大声を出してしまって友達が集まってきた。
やっぱりパンだったので、どうしようかね、と話していたら用務員のおじさんがこれ捨てちゃっていい?と聞くのでいいですよ、と答えたら冗談で僕のバックに「持って帰る?」って入れるふりをした。ノーノーノーって何故か英語で断ってから、世の中は本当にわけが分からない、と思った。起こりうることと起こってないことの違いがあまり分からない。なんでもありえると思ってしまうので、どこかぼんやりしてるのかもしれない。