大きな蟻(5/21)

あまり本が読めない。まず、時間がない。次に、気力があまりない。
この2つの状態が同時に来ているため、まるで本を読まない。時間があれば、気力がなくても本を読む。気力があれば時間がなくてもなんとか読める。しかしどちらもとなるとお手上げである。

じっとしていることが難しいと感じる。常に動いていたい。仕事中も落ち着かなくて貧乏ゆすり。足をバタバタ。背中を曲げたり伸ばしたり。会議中ももぞもぞする。仕事が終わっても止まっていられない、せっせとプログラミングをする。体を動かす。
そういえば本は読んでないけど「イエローページ」の原稿が来たのですぐ読む。良い。人から文章が送られてくるなんて素敵だ。なるべくたくさんの人に読んでもらうように頑張らなくては。自分ひとりではなかなか思わないが、人の文章、つまりそれに費やされた時間と努力と思いのことを考えるとたくさんの人に読ませなくては、と身が引き締まる。
そして、自分はまだ書けてないので急いで書なければいけない。コード書いてる場合じゃない。明日にはラフはできそうだ。

最近は、なるべく力の入らないものを書きたいと思っている。書いてるうちに気持ちが高まってきて段々強くなっちゃうのだ。結果、まあ悪くないんだけど、力のこもった文章となり、ちょっと窮屈。読んでる人も緊張しちゃわないかと心配だ。今回は書くことを決めたら自然に出てくる文章をザーッと流して書き、後から修正する方法を取ろう。そして、少しだけチャーミングな表現を入れたい。読者のことを考える。その文章は読まれるために書くべきだ。一方でこの文章はそんなに読まれなくてもいい。自分のために書くという意味合いが強いのだ。おかげで楽に楽しく書ける。
書くことは楽しいことだ。