大きな蟻(11/12)

朝早く起きれた(起きてしまった)のでちゃんと朝ごはんを食べて本を読む。高山羽根子さんの『如何様』。これを読みたくて小説tripperを買ったのに放置していた。

よく知っている人間が何か違うものに変容してしまう、まったく正体の分からないものになってしまう、その事への恐れを語り手を通してでなく私たち自身に想起させることは高山さんの持ち味であり、主題の一端だと思う。今作は終戦直後の日本を舞台に「ある男が戦争前後で本当に同じ人物であるのか」を明らかにしようとする。語り手は依頼を受けた若い女性探偵だ。戦争とはどういうものであったのか、という大きなテーマを内包しつつ語られる物語には過去作よりも歴史的な文脈を感じさせる。閉じられた世界に、パッと風穴が開いたような感じがする。つまりは、より客観的・現実的な文脈上で主題が語られるようになったことで、我々との繋がってる感が増したのではないかと感じられた。


最近、サンドイッチを作れた日は神社のなかにあるベンチで食べることにしている。誰からの視線に晒されない空間を切に求めているように思う。そこは人が少ないのでかなり理想的。遠いのだけが難点かな。今日はリンゴとハムのサンドイッチでした。マーガリンは合わないので次からは入れないようにする。
「問わず語りの松之丞」を聞く。砂鉄さんがいじられてて笑う。この二人、タイプが似ている感じもあるので話させてみたら何を話すのか、とても気になる。

退社後はsouth penguinのファーストのリリースパーティに行く。ゲストはDos Monosとno buses。たまたまbutajiさんに遭遇、カラフルなシャツが可愛い。「みっちゃん!」と呼ばれてなんかうれしい。あだ名のあだ名!! サウナの話とかした。butajiさんは、会えると嬉しいひとの一人。

ライブ後は友だちと神泉の駅前のタイ料理屋でご飯を食べてから帰った。眠いのですぐ風呂に入って眠った。