沖縄(2日目)

あらすじ

友人2人と沖縄に来て公園で遊び、トランプをした。

 

 

 

朝6時までトランプで遊び、それから眠った。

 

10時半には起きようぜ、と話していたけれど1時間寝坊して11時半にみんな起きた。昨晩に部屋で飲むビールを買うついでに朝食を買っておいたので、それを食べた。

せっかくなので沖縄っぽいものを選んだ。

 

僕は、沖縄っぽい味のおにぎり(油みそ・チキナー)と「朝すば」を食べた。

「油みそ」は味噌に豚肉や魚と砂糖を油で炒めたご飯のお供のことらしい。

同じく「チキナー」はからし菜を塩漬けにしたもの。

朝すばは「朝そば」のことで朝にサクッと食べれる沖縄そばってことでこの名前がつけられたのだと思う。

中でも油みそが特に美味しかった。こってりとしたジャンク感のあるみそ味で若者ウケはすごくいいと思う。沖縄のコンビニなら間違いなく売っているので食べてみて欲しい。

 

実は昨晩のうちに旅行計画を立てていた。今日は首里城国際通りに行くぞ。 

 

まずは首里城へ向かった。バスと電車(モノレール)を使った。

 

ここで泊まってた場所を説明しようと思う。

宜野湾市嘉数という場所だ。市街地からは結構離れているので電車では行けない。代わりに沖縄はバスが網羅されている。嘉数のバス停は1時間に4本くらいのペースでバスがあるので思いの外便利だった。

また、予約はいわゆる"民泊"を利用した。エアービーアンドビーだ。3人で泊まって1泊3000円。綺麗で、安かった。沖縄特有のコンクリ住居に泊まれるのも高ポイント。コンクリート作りの建物が好きなので地味に嬉しかった。

首里城はモノレールの駅があるので、電車が便利。ちなみに沖縄県内の電車はモノレール1本しかないのでわかりやすい。

 

 

首里」の駅で降りると、雨が降ってきた。あっという間に強くなって全身がずぶ濡れになりそうだったから急いでスーパーに避難。五百円の傘を買った。

傘をさしても雨と風が強いので近くの中華料理屋に再避難。点心がウリのようなので、それを食べた。肉まんがとてもよかった。肉汁もたっぷりあるし生地もふわふわ。ついでにオリオンビールも飲んだ。昼に飲むビールってなんでこんなに美味しいんだろう。

 

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僕のリスペクトする「d&design travel magazine」沖縄版を読んで行きたい店を決めつつ雨をやり過ごした。スコールに似た雨なのですぐに止んだ。

 

 

気をとりなおして首里城へ向かった。途中、井戸を見たり池の亀を眺めたり、顔出しパネルで遊んだりしながらゆっくりと歩く。少し酔ってたから気分がいい。

 

小6、高3、大学4年と、首里城に行くのは3回目だったのでなんとなく様子はわかっていた。いろんな門を通り抜けてメインの広場まで向かう。友人が(デジモン風に)「守礼門!進化!メタルシュレイモン!!!」と守礼門を金属にしちゃってておもしろかった。

友人はいつも面白くて一緒にいて楽しい。大学入って以来の友達。でもこれは卒業旅行なんだよなあ、と少し寂しくなった。みんなと居られるのもあと1ヶ月。

 

城の内部では外れたとこにある縁台に座ってくつろいだり、人のあまりいない道を選んで通ったりしていた。おばちゃんに「自動ドアがある(から通りたければ通れば)」と素っ気なく対応されつつ通り抜けた通路は、本当に自動ドアしかなかった。おばちゃんは間違ってなかったけれど不機嫌にならなくてもいいじゃない。

 

首里城はそんな感じ。たまたま買ったファンタのシークワーサー味がとてもよかった。

帰り道に路肩で魚の天ぷらを買って食べた。40円だった。

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その後国際通りへ向かいたかったので再びモノレールに乗った。全然関係ないけど僕は高い所を走る電車が大好きだ。特に沖縄はよかった。沖縄は民家でも屋上があるから、そこに洗濯物やら大量の植木鉢やら、はたまたバイクやらが散乱していた。すげー面白いんで平野太呂さんに撮ってもらって写真集を出してほしいな。

 

国際通り、いや正確には”平和通り商店街”はとてもエキサイティングで退廃的で、神経を触られたかのような興奮を感じた。味がありまくりでサイコー!

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個人的経験から引っ張り出すと大阪西成区のあいりん地区、その街の商店街みたいな感じ。ただ、治安はこっちの方がかなりいい、体感としては。

この地区には古道具屋さんや雑貨屋、ライブハウス、映画館などが集まっておりカルチャーの匂いを感じた。何軒かふらっと入ったので軽く紹介しとく。

 

①日の出雑貨店

この店は古道具屋だ。古いものならなんでも売っていた。オーディオ機器、家具、雑貨、コップ、紙類、等々。僕は個人的にゼンマイ仕掛けの壁掛け時計と、オリオンビールの小さいグラス、ビクターの灰皿が欲しかった。しかしなんとなく買わずに店をでた。この時残したグラス欲はあとでしっかり回収されることになる。

 

桜坂劇場

大衆映画館ではあまりやらないセンスフルな映画を上映する映画館。さらにセレクト書店と陶器のお店が併設されている。おしゃれ。書店は古本が多そうで、コミックと芸術系が多そう。ちょうどフリーペーパー「dictionary」のフェアを開催していたので、関連書籍を1冊購入した。

 

③TEN-SIX. PROJECT

激推しのお店!!グラスを2つ購入しました。80~90年代の、古着とアメリカ雑貨の販売店。オーナーさんがいいひとで、すげー話しやすい。センスがあるのでアメリカンなキャラクターが好きな人は絶対気にいると思う。ディズニー、スターウォーズSF映画ガーフィールドなど。まじ楽しいっす。

 

そんなこんなで夢中になって雑貨を漁っていると気づけば夜に。

たまたま通りがかった、めちゃ良さそうな立ち飲み屋で3人で角打ち。入って早々、おじちゃんと若めの女のペアに絡まれる。せんべろセット(three drinks and one food)を注文し、飲みながらお話をする。友人の1人が女に捕まり、ひたすら話を聞いてた。残った俺と友人はおじちゃんと話す、何言ってるか半分くらいわからない、けど、とりあえず頷く。隣を見ると友人が女にキスされてる。嫌そうにしてた。女はめちゃくちゃなブスだったから。早く帰ろうと言い出したんで、女がトイレ行ってる隙にこっそりと逃げ出した。店から離れてから3人でフーッと一息。かわいい子だったらよかったのにな、と友人を慰めた。お店が先払いなのはよかった。

 

気を撮り直して「エンダー(A&W)」へ。有名なハンバーガー屋だ。俗称がエンダー。なぜかは知らないけど。注文したモッツァレラ・バーガーはパティとチーズがマッチしていて非常に美味。昔から好きな飲み物「ルートビア」もおかわり自由で至高。

 

うまーく気分も回復したので帰る前に「久高民藝店」へ。

先述した「d&design travel magazine」に載ってたお店。ナガオカケンメイさんも来るらしい。沖縄で作られた食器や掃除道具などがずらりと並ぶ、ナイスなお店。

実は琉球ガラスのシンプルなグラスがほしいと前々から思っていたのだけれど見つけられてなかった。余計な線が入っていたり、サイズが長すぎたりしていてタイプのものはあるようでなかった。しかしこの店で超好きなグラスを発見したので思わず買ってしまった。1100円なので割とリーズナブルだ。お店の方によると、すごく腕の良い職人が作ってくださったとのこと。ハッピーな気持ちになった店を後にした。

 

それから県庁の近くでバスに乗り込み、市街地を後にした。

宿に帰るも、疲れてすぐに寝てしまい、2日目が終了した。