大きな蟻(5/7)

今日からまた仕事。午前中は激烈な鼻炎、腹痛で使い物にならなかった。体が労働を嫌がっている。仕方ないので横になったり座ったりしながらなんとかやり過ごした。
昼休みに阿佐ヶ谷を散歩した。白い紙に雑な字で「あんかけ焼きそば」「かにチャーハン」「スブタ」などと書いてあるのが唐突に目に入った。どこのお店なのか...と迷うも、二階にありそうだった。怖いもの見たさで、ついつい上がってしまう。
二階にも複数のお店があったが、中華は一軒のみ。透明のプラスチックのパックに入った惣菜が長机に並んでいる。
店員がいなかったので中に声をかけたら出てきた。客は誰もいない。
別にお腹は空いていないんだけど、なんとなく買う気になった。どれも五百円らしい。普通、チャーシューチャーハンを一つ買うのだとおもう。
だが、僕は一つだけ買うのがどこか申し訳ないので唐揚げも買ってしまった。
油vs油である。しかもお腹は減っていない。なんなら午前中調子悪かった。でも僕はパックを二つ持って帰って、仕事しながら食べた。味はおいしいけど全部は食べられない。チャーハンは半分、唐揚げは3割くらい食べて冷蔵庫に入れた。間違ったことをした気がするが、逆にちょっと誇らしい。明らかに一回では食べれない量を買うという英断だ。

残りは夜ご飯に食べた。