2023.11.12

朝方帰ってきてから、1時過ぎまでクッションの上で寝てしまっていた。最近はいろんなところで寝てしまう。ご飯を食べたあととか。

 

シャワーを浴びながら、今日は特に何もしない日になるだろうと思った。それで、ドトールで買った本でも読むことにした。と思っていたら、渋谷でガザ地区への攻撃に反対するスタンディングデモが行われていたようで、私は行けなかったので家で配信を見ることにする。ガザの方の涙ながらのスピーチを聞き、そしてそれを必死に伝える翻訳者の方の切実さに思わず泣きそうになった。東京の部屋でただそれを観るだけの私は身勝手な人間だ。せめて、と思って一言だけツイートした。

 

ドトールは混んでいた。久々にジャーマンドックを注文する。おいしかった。いろいろ読んでみて、まだ途中だけれど山本ぽてと『踊れないガール』がとてもいい。「犬を投げる」という短編がかなり好きだ。山本さんの日記は何回か読んだことがあって、それはそれですごくよかった。ユーモアがあって。今回のエッセイはそのノリとは違って、現実の側面を内面とつなげて描こうとしていることが伝わってくる。平易な文章なように見えて、かなり密度の濃い感傷を感じる文章だった。光景の描写も巧みで、やはり本職の人は違うなと感じた。私には書けない文章だ。

 

渋谷の本屋さんから私のZINEについて連絡をもらってとても嬉しかった。置いてもらえることになった。「明日持っていきます」と伝える。ちょっとしか作ってなかったので、そろそろ重版するか悩む。

 

今野書店で装画のお礼に追加の図書カード、自分用に『夜を着こなせたなら』を書い、古本屋で『そのときどきで思い思いにアンカーを打つ。』を買う。どちらも装丁が発売時から気になっていた。持ってみてわかる、良い本。

 

帰ってきて作り置きのカレーを食べた。そろそろ飽きてくる。おいしいルーだけど、さつまいもとの相性はあんまり良くないかもしれない。今度はじゃがいもでつくろう。買ってきたハンバーグも一緒に食べた。

2023.11.11

8時すぎに起床。たくさん寝たかったのに、ベッドに入るのが4時くらいになったのであまり眠れなかった。今日は文学フリマに出展する。昨日ひまだったので準備はあらかた済ませてあった。友人Mさんから誕生日にもらったケーキを食べてから家を出た。栗の乗ったチョコケーキだった。おいしかった。

 

Mさんも文フリに出るので、待ち合わせして向かった。荷物は結構いっぱいになるかと思ったけど、会社員時代に使っていたギャルソンのショルダーバッグと、少し大き目の手提げで事足りた。文庫サイズにしたのが功を奏したようだ。

 

記録のために持っていったものを書く。大きい布、A3プリント書影・ブース名、本スタンド、チラシぶらさげ、プライス、paypayプリントしたもの、金庫、釣り銭、テープ、マッキー、ごみ袋、常備薬、水。くらいだろうか。当日、やってて足りなかったものは、ボールペン、それと「内容が分かる何か」だ。

今回の反省点としては内容が伝わらないと買ってもらえない、ということがあった。表紙を見て手には取ってくれるものの、試し読みをしてもらってもそれを買うところまで繋げられていなかった。オビを巻くなり、POPやチラシを作るなり、何か分かりやすい言葉でまとめ、パッケージとして売り出さないとなかなか買ってくれないなと思った。一言で分かるこの本の魅力を見つけたい。

それ以外は特に不足点はなかったように思う。

 

文フリはすごく緊張したけれど、基本的にはいい感じだったと思う。友だちがたくさん来て買ってくれたし、SNS上での知り合いも初めて会うことができた人もたくさんいた。本が売れるとうれしいというのもあるが、それ以上に人と交流できる場というのはとても楽しいな〜と思った。私は気をつけないとスーパーハイテンションになってしまうので、ほどほどの気持ちの持ち方ができたと思う。結局30部くらいは売れたので、無名で初出店にしてはよく売れたんじゃないかなと思う。もっと売りたかったけど。

途中、学生時代の友だちSくんが来てくれ、Mさんと三人で回れる時間があったのも楽しかった。私個人としては雑誌『VACANCE』vol.3、RIVERSIDE READING CLUBのZINE、せしもさんの「恥とピュアネス」、山本ぽてとさんの『踊れないガール』などを買った。Mさんのブースでもかわいいのを買えたし、内田さんの「家族」と自分のZINEを交換できた。

買い逃したな〜と思ったのは『佐々木敦による保坂和志』、『園芸グランドスラム』あたりだろうか。あ、あと『教養としてのお冷』は終わってから知ってぜひ買いたかった。それ以外だと僕のマリさんや、オルタナ旧市街さんに挨拶したかったな。

 

というわけで買うのも売るのもかなり充実といった感じだった。一緒のブースでエントリーしていたMくんもめちゃ売れていたし(初めて10冊まとめ買いを見た)、楽しそうに過ごしていたのでよかった。誰かと一緒に出すと安心して良いですね。(今日はイニシャルがMの人がよく出てくる)

 

というわけで私のZINEの情報も置いておきます。

https://rice-village.stores.jp/ 

 

文フリは17時に終了。疲労困憊だったけど、夜にオールナイトの音楽イベントのチケットを買っていたからいかざるを得ない。私も、一緒に出していたMくんも仮眠をとりたい...となってしまい、一度解散した。朝から何も食べていなかったので、てんやでオールスター天丼+いかの天ぷら。おいしかった。私は天ぷらがかなり好きなのだけど、いつでも揚げたてのてんぷらが安く食べられるので、てんやは稀有な存在だと思う。

それから昼寝。ちゃんと22:30くらいには起きれた。渋谷の東間屋というクラブに向かう。店員が寿司屋みたいな格好をしていておしゃれなんだかよく分からなかった。今日はO-EASTまでぶち抜きになっていて、Sapphire SlowsとAcid Pauliのプレーを見る。ふたりともテクノ系で、私はSapphire Slowsのほうが好みだった。音楽の気持ちよさを掴みながら、上げるところはしっかりあげ、リラックスさせるときはさせるきめ細やかな対応がかなり好印象だった。最後にフレシノのDJを見てから5時過ぎに出た。

 

道玄坂のほうに出ると、松屋が一軒あってそこで朝ごはんを食べることにした。早朝の松屋はカオスそのものだった。米をこぼしながらカウンターに突っ伏している外人、入ったきり開かないトイレ、ソファで寝るカップル。一番渋谷らしい光景かもしれない。食べおえて店を出ると、閉鎖された商業施設のシャッターの向こうで人が寝ている。そちらに向かって「ミサキ、本当に置いてくよ!」と叫ぶ女。みんな一日がここから始まるのである。今日はまだ日曜日。希望のある日曜の朝だった。

2023.11.8

14時ごろ起床。こうも立て続けに起きるのが遅いと、自分でもちょっとどうかしていると思う。来ていた連絡を返し、少し仕事をする。2週間くらい、たびたび徹夜をしていたツケが回ってきたのだと思う。睡眠はちゃんと取るべきだし、生活は習慣化していくべきだ。分かっていてもなかなか難しい。

 

余っていたお味噌汁をおじやにして食べ、そしたらまた眠くなってきて寝た。18時半ごろ起きる。どうかしている。

 

さすがにまずいと思って家を出、コメダに向かうも混んでいて入れなかった。代案としてドトールへ。アイスココアを飲みながら、やるべきことを整理し、文学フリマで必要なものをピックアップをした。

閉店が近づいてきたのでコメダに移動し、文学フリマの告知用のnoteを作成。明日にでも公開しよう。たくさん売れてほしいので気合を入れる。

帰ってきてからは新聞広告のデザインの仕事を進める。3時間くらいかけて2つの方向性ができたので、一晩寝かせることにする。

 

夜はなかなか眠れなかった。困ったなあと思っているうちに朝が来て、気づいたらうっすらと眠っていた。

2023.11.7

起きたのは17時くらいだった。14時間くらい寝た。こんなの久しぶりだ。

ZINEの執筆〜デザインまで一通り終えて入稿できたのが大きかったのか。はたまた、入稿した勢いでびっくりドンキーまでご飯を食べに行っていて、帰ったのが3時過ぎになったのが響いたのか。まあ、たぶん後者だろう。久々に何もない日で、安心して眠れた。薬を飲み始めてから気持ちよく眠れる日が少なくなった。だから、寝すぎであることは別として、気持ちよく眠れることは嬉しかった。

作業をしようと思って家を出た。サイゼリヤで小エビのサラダ、玉ねぎのズッパ、ミニフィセルを頼む。玉ねぎのザッパが本当においしくて、幸福な気持ちになった。ズッパはスープで、フィセルはパンだ。スープにパンを浸して食べる。素晴らしい食べ物。

2023.11.3

昼前に起床した。文フリの入稿が明日で、一番ながい文章を書き直すことにしたから、それをなんとか今日中に書かなければいけない。松屋でご飯を食べ、ドトールへ。20時で閉店になってしまったから、今度はマクドナルドへ移動して、コーラ1杯で粘る。本当は7000字くらい書きたいところを3000字程度で行き詰まる。

 

家に帰ってからも進めるが本当に亀のような歩みの遅さ。じわじわと4000字は超えたけれど、それ以上にはならない。諦めて郵便物を出しがてらコンビニまで出る。

 

このエッセイはこれまでとは違う書き方をしていて、ちょっとうまく行かないところがある。トピックをいくつも持ってきて、それを繋げていくことで一つの文章の流れを作ろうとしているのだが、そのつながりが十分にうまく行かない。次が出てこない。ちなみに、『断片的なものの社会学』を何度も読み、研究しながら実践している。書けそうなことはフリーライティングでも、己を推進力に書き続けることができる。グルーヴ感も出てくるしそれでもいいのだけど、それだけだと長い文章を構成することができない。

 

例えば日記だと、時間や場所の変化がひとつの推進力になる。エッセイで同じことをするにはどうしたらいいか。何が文章を引っ張っていくのか。

 

エッセイ集を出そうとしながらこんなことを言うのはあれだけれど、まだまだ練習が足りていない。いい文章を書くにはちゃんと鍛錬しないといけない。あまりストイックになりすぎるのもよくないから自戒はこれぐらいにするが、書くことで分かってくることは多い。とにかく手を動かすことが大事だろう。というより、むしろ書くことでしか何かを理解することはできないタイプの人間なのかもしれない。

 

 

2023.11.3

昼前に起床した。文フリの入稿が明日で、一番ながい文章を書き直すことにしたから、それをなんとか今日中に書かなければいけない。松屋でご飯を食べ、ドトールへ。20時で閉店になってしまったから、今度はマクドナルドへ移動して、コーラ1杯で粘る。本当は7000字くらい書きたいところを3000字程度で行き詰まる。

 

家に帰ってからも進めるが本当に亀のような歩みの遅さ。じわじわと4000字は超えたけれど、それ以上にはならない。諦めて郵便物を出しがてらコンビニまで出る。

 

このエッセイはこれまでとは違う書き方をしていて、ちょっとうまく行かないところがある。トピックをいくつも持ってきて、それを繋げていくことで一つの文章の流れを作ろうとしているのだが、そのつながりが十分にうまく行かない。次が出てこない。ちなみに、『断片的なものの社会学』を何度も読み、研究しながら実践している。書けそうなことはフリーライティングでも、己を推進力に書き続けることができる。グルーヴ感も出てくるしそれでもいいのだけど、それだけだと長い文章を構成することができない。

 

例えば日記だと、時間や場所の変化がひとつの推進力になる。エッセイで同じことをするにはどうしたらいいか。何が文章を引っ張っていくのか。

 

エッセイ集を出そうとしながらこんなことを言うのはあれだけれど、まだまだ練習が足りていない。いい文章を書くにはちゃんと鍛錬しないといけない。あまりストイックになりすぎるのもよくないから自戒はこれぐらいにするが、書くことで分かってくることは多い。とにかく手を動かすことが大事だろう。というより、むしろ書くことでしか何かを理解することはできないタイプの人間なのかもしれない。

 

 

2023.11.2

朝からポッドキャストの収録に呼ばれておしゃべり。初対面の2人とデザインしたZINEについて説明していく。いろいろと話したいことを考えていたが、思ったようには話せなかった。あと私はスピーチ的なものがとても苦手なので、自己紹介のところで、もう、なんかいっぱいいっぱいになってしまった。人生を要約するテクニックがないのだ。どこかで話をする練習をしたほうがいい、と思った。この先も苦手に思いつづけるくらいならどこかで克服すべきだ。

 

カオマンガイを食べてから解散し、文学フリマで売るための文章ができていないので帰ってきてコメダでパソコンに向かった。でも眠たさもあってぜんぜん書ける感じもなく、ただ手書きでメモを書いたり自由連想をしたりしてから帰ってきた。

途中で家賃を払うためにお金をおろし、その金で本を買った。今野書店で岸政彦『にがにが日記』、坂口恭平『躁鬱日記』、薄場圭『スーパースターを唄って。①』。音羽館で、杉浦康平『疾風迅雷―杉浦康平雑誌デザインの半世紀』。6300円もしたが、相場は8000〜10000円くらいする古書なので、思い切って買ってしまった。定価は4500円。いつか買う本だったし仕方がない。

 

夜は気がついたら寝てしまっていた。ここ数日の寝不足がたたったのだろう。