大きな蟻(10/30)

 小説家の樋口恭介さんのnoteを読んでから日記を書きたくなった。ぼくはどうも日記は合わなくて大学生のときから試みるものの続いたためしがない。何かをやりつづけることが苦手なのだ。

 樋口さんは「好きに文章を書くのが楽しい」としきりに述べていて、ぼくはそうだったよなと我に帰った。文章を好きに書いていい、ということはついつい忘れてしまいがちである。会社でのメールやリリース記事、家では文字起こしやテーマを縛ったエッセイなど、自由に文章をかける時間ってそんなにないものだ。そしてこういう場所に書くならやはり人の目も気になってしまう。

 樋口さんの文章を読んでいると書きたくなってくる。なので、書くことにしたのだ。好きに書くということは、清潔な日差しの差し込む野外プールですいすいとクロールを泳ぐことに似ていはしまいか。僕は泳ぐのは不得手ですいすい泳ぐことはできないから本当のことはわからないんだけど、きっとそのくらい気持ちいいんだと空想する。

 それに私たちは日々いろんなことを考えながら暮らしている。その大半は記録しないうちに見えなくなってしまう。だからこそ自由に書く場を持つことでその日感じたことを少しでも残したいと思う。今日は僕は小説を書くことを試みたのだけれど、なかなかうまく行かないものだ。ひとまず気に入る形で始められたものがあるので、これを継続してみようと思う。でも、今日は眠くなってしまったのでもうやめる。

 

今日のところは気持ちよく書けた。明大前のガストでこれを書いている。