無題の生活1

人と一緒に暮らすってことは、ほんとうに大変なことだなぁと思う。一年くらい前から他人と同じ家に住むようになった。他人といってもとても仲がいいので、もはや他人ではないのだけれど、どこまでいっても結局自分ではない、という一つの切なさがある。これは血の繋がった家族でも同じことだ。ゆえに、つらい。究極的には分かり合えない存在だから。いやでも頑張って帰らなきゃいけない日もある。楽しくない話をすることを想像したら、ね。帰りたくなくなっちゃう。
でも実家とは違うことで好ましいこともある。なんか、前向きなのだ。自分で選んだ関係性なので、まあしかたねーなーって帰ることを前向きに捉えられる気がする。実家だと自分で選ぶ余地なくその家に住むことになっているので、諦めなきゃいけない。強制だ。これがきつくて実家を早々に出た。
いまは一つの挑戦なんだと思う。自分のなかでのことですが。どこまで他人と許し合いながら生きていけるのか。一人で暮らす方が楽なんだよな、と改めて思い出した