僕が苦手なものは三つある。一つ目は不機嫌な人。二つ目は、グリーンピース。そして三つ目が、予定の調整だ。
ある日歩いていたら、上からイワシがたくさん降って来たことがある。折りたたみ傘を持っていたから、傘を逆さにさした。結果として、その日の夕飯は焼いたイワシとイワシの唐揚げとイワシと玉ねぎのマリネだった。
人は死ぬと少し軽くなるという話を聞いたことがあるだろうか?その軽くなった分は魂の重さだ、なんて言われることもあるけれど、僕に言わせればそれは違う。体重を立って測ることができなくなったからだ。
僕が昔から好きじゃないものがあった。冷凍のピラフと、シュウマイ。その理由は、少し考えれば分かると思う。
ある雑誌にこんなことが書いてあった。
「こんな文章読んだってなんの素養にもならない。犬も食わない。ただ、読んでくれてる人の数は分かっていて、その数字は決して多くないけれど、僕の支えになっている。ありがとう」
それは、グリーンピースが入っているからだ。
四季の中で一番好きなのは秋だ。なぜかというと、僕の誕生日は秋だし、モンブランが好物で、そして夕方に少しさみしい匂いがするからだ。さらに言えば、比較的気楽な服装でいられるから。
テレビではくだらない番組が垂れ流されている。大勢の人がどうでもいい話題について話し合う番組。いい大人たちが繰り広げる中身のすっからかんの議論を、いい大人たちが楽しそうに観ている様を想像するとぞっとした。
予定の調整を間違えると、不機嫌な人が生まれる。僕は予定の調整は苦手だけど、好きだ。だからこそ真に気をつけるべきなんだと思う。詰め込みすぎていいのは試験の過去問の解答とお菓子の詰め放題だけ。
「文章をかくという作業は、とりもなおさず自分と自分をとりまく事物との距離を確認することである。」
以上。