唐突にこんなこと言うのもなんなんだけど、お金がない。
思い当たる節はいくつもある。
就活で東京に行くのに交通費がかさんだ。自炊をサボってすき家で3種のチーズ牛丼を食べていた。夏休みに2回海外旅行に行った。家計簿をつけてなかった。お金を使う計画を立ててなかった。バッグをいくつも買った。
そして10月。学費か家賃、どちらかしか払えないという状況が生まれた。
学費を払わなければ大学を卒業できない。
家賃を払わなければ生活できない。
こんなジレンマ初めてだ。
でも卒業できなければ内定を取り消されてしまい、来年から働けなくなる。
それもまずい。
解決策として親から金を借りた。人生で初めてだ。
今まで親に金の無心をするという経験をしたことがなかった。
これは割に大きな決断だった。
自慢じゃないが僕は今まで真面目で親孝行な息子だったと思う。
高校は進学校で、テストは大抵10番以内だった。
部活にもきちんと取り組み、副キャプテンも勤めた。
親の信頼を裏切りたくないと思う一方で、そんな自分のイメージを変えていきたいという思いもあった。いつまでもマジメ一辺倒の人間ではない。
そうはいっても父親はそれなりに稼いでいるし、消費者金融の前に自分から借りなさいと母親からしつけられてきた。なので気楽に貸してくれると思っていた。
しかし、僕は母を少し不安にさせてしまったみたいだった。
いままでの仕送りの余剰分はないのかを尋ねられたのち、どこか残念そうな口調で貸すことを承認してくれた。
母を失望させるのは思った以上に身に応えたので、早めに返済しようと思った。
これが21歳の秋。
もう少しで22歳になる。
・・・
お金が欲しいので、メルカリに私物を出品します。
まだ"Dulcamara"のよそいきバッグしか挙げてませんが、今後も服や本、CDは追加して行く予定です。ご覧頂ければ幸いです。
https://www.mercari.com/jp/u/168806979/
以上。