じょんするめ

いろんな記事を気まぐれに書きます。イイムラヒロキより。

セブンイレブンに勝ち越した夜

今日もバイトを終えて帰って来た。
お腹が空いたので、帰りにセブンイレブンに寄った。自動ドアが開く。

「イラッシャマセーー」
外国人の店員が適当にこっちを見ずに挨拶をする。偏見かもしれないけど、なんとなく日本語への愛着のなさを感じた。感情の抑制された声。

僕はコンビニに入ると、雑誌の並んでいる窓際の棚の方へ向かう。レジ前を通過するのは苦手だ。
読みたい雑誌があるか通りざまにチェック。お、今日はジャンプの発売日だったか、と手に取りいくつかの作品を読んだ。今週も一番好きな漫画は休載していて、舌打ちをしたい気分になった。

6時間の労働に耐えていたので僕の喉はからからで、冷たい炭酸飲料が飲みたくなった。ガラスのショーウィンドウを開けて、炭酸飲料特有の丸っぽいペットボトルの容器を手に取った。栄養ドリンクの味がする飲み物だ。そして、適当にパンを持ってレジに向かう。いちごジャムのコッペパンだった。

大方の外国人の店員と違って、この店員は必要以上に律儀に接客をした。細々とした作業に好感を覚える一方で、もっと適当にやってもいいんだと心のうちで彼に話した。なんとなくストローで飲み物を飲みたかったから、ストローをつけてもらった。そして、会計を終えようとしたときに。

ここで、セブンイレブンのトラップが発動した。それは、おしぼりトラップだ。セブンイレブンの店員はやたらとおしぼりを入れたがる。おしぼりは白い袋に入っているので、いつも買って来た商品を取り出したあとに入っていることに気づくことが多い。敵に切られたことに気づいてない剣士と同じである。愚かな僕はるんるんと家まで歩いて帰って来てからおしぼりを入れられていることに気づくのだ。正直、おしぼりが必要な場面ってそこまで多くない。まあせいぜい外でサンドイッチを食べるときくらいじゃないだろうか。だから気づくことができた時には必ず断ることにしている。今日は気づけた。そこで僕は言った。

「おしぼり要りません」

今日は僕の勝ちだ。僕はチャリにまたがり、家路を急ぐ。口元は、気を抜いたらにやついてしまうほど嬉しい。今日は僕が勝った。明日はどうなるかな?

僕とセブンイレブンの戦いはこれからも続く。