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じょんするめ

いろんな記事を気まぐれに書きます。イイムラヒロキが書いてます。Twitter:https://mobile.twitter.com/basket_ittsu

アンドロイドになるかもしれない話

エッセイ系

それは、昔のことだ。

高校の部活の顧問が集合をかけると、僕らはその顧問を取り囲んだ。

顧問が、話をする。練習のときの意識とか、あのプレーがよかったとか、今後の予定とか。

そんなとき、僕は唐突に思う。
「いまこの顧問をぶん殴ったらどうなるんだろう。」

ぶん殴った後に起こるであろうことを想像してみる。
血相を変えた顧問。こっちを向く他の部員たち。引きつった顔。取り乱し気味に僕を怒る顧問。

そこでゾッとして僕は我に帰る。
「ああ、殴らなくってよかったなぁ」


そんなことが高校くらいから時々起こるようになった。


先日もバイトでお客様に怒鳴られている時も同じように感じた。
相手のおじさんはとにかくひどく滑稽に見えた。


まあ、それはあまりに無関心過ぎたので、反省したのだけれど、そんな妄想は好ましくないよね。

他人にも自分にも現実感が持てないその感覚、マンガを引用して説明します - イーアイデムの地元メディア「ジモコロ」

そんなとき、この記事を読んだ。離人症に関するもの。

僕はここまでは世界への無関心さはないのだけれど、遠くはないのかなと感じたのだ。

多分、目の前の世界への実感や、人物への共感性がなくなってしまうとこれが起こるのだと思う。

ディックの小説「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」では共感性が人間かアンドロイドかの唯一の見分け方であると記述してあった。


僕はこのままではアンドロイドになってしまうのではないか?

不安で夜も眠れない。


と、言いつつしっかり夜は眠るし、電気羊の夢を見たことは今のところ、ない。