自転車
僕と自転車の歴史について記そう。
最初に自転車に乗ったのは、母の自転車のチャイルドシートだった。
プリンアラモードと一緒に自転車ごと横転したのは未だに覚えているんだから恐ろしい。
自転車に乗れるようになったのは、確か5歳か6歳くらいのとき。
近所の砂利道で練習させられて転びまくった記憶がある。すごく泣いてたな。
その後、買ってもらった水色の自転車。
小学3年くらいの時にギアが付いてなくて友達に馬鹿にされたものだ。
でもそんなこと言われたってしょうがないじゃないか。
悔しくてねだって、かっこいい自転車を買ってもらえました。スピードメーター付きで、時速30kmまで測ることができたのを覚えている。
潰れたジャスコの近くで乗ったのが懐かしい。
中学に上がって、ノーパンクのママチャリを買ってもらう。ノーパンクだけど、とても重くて、世の中の理不尽さを呪った。
何かを手に入れれば何かを失わなければいけないのだ。
そのまま高校まで乗り、その後韓国へ引っ越した友達のママチャリをもらった。
その韓国人の友人が乗っていたから「ストロングコリアン号」と馬鹿にされた自転車だった。理不尽は尽きない。
でもその自転車は有能で、片道40km漕いで高校野球の応援に行ったこともあったり、思い出の多い自転車だった。
元持ち主はその自転車でチキンレースをして、川に落ちたこともあったっけ。
そして大学へ。
入学祝いとしてspecializedというメーカーのクロスバイクを買ってもらった。
すごく嬉しいし、乗り心地にも感動した。スポーツ車はすごいのだ。
自転車部の新歓合宿とかも行ったけれど、結局そっちは入らず。1人で時々岐阜とかに行ったりし、普段乗りにも使っていたのだ。
しかし、今年の2月、バイト中に盗まれてしまう。僕はとても悲しくなってしまった。怒りは不思議と湧いてこず。
自分の管理不足がひどかったから、自転車が自由意思で散歩しに行ってしまったんだな、と自制しつつ、これからはもっときっちり管理しなければ、と珍しく強く決めた。
それからはドン・キホーテで買った一万円のママチャリに乗り、苦節を経て、9月に新たな自転車を手に入れたのだ。
それはピストバイク。ギア無しである。
またしても友達に馬鹿にされてしまう。
まあ、今回はそんな心配などなく、かの有名なbianchiから出ているpistaというモデルなので、クラシカルさも残しつつ結構かっこいい。
フレームもクロモリだし、とてもいい感じなので、この子のためにきちんとメンテナンスすべきである。
がんばります。
今日なんの話やねん、ほんまに。