じょんするめ

いろんな記事を気まぐれに書きます。イイムラヒロキより。

2日目

2日目

 

2日目はアラームで7時半に起きた。今日最大のイベント、乗車は11時過ぎのため、そこまで早起きしなくてもよかったからだ。

顔を洗い、トイレに行ってから朝食へ。

朝食はビュッフェで、野菜を蒸したのとかソーセージ、サラミ、チーズ、ポテト、シリアルなどなどを食べた。

 

f:id:iimuramura:20160930202222j:plain

朝食の一皿目。ポテト結構美味しかった。

 

1番ビスケットが美味しかったなぁ。あと、シリアルにはケフィアみたいなのをかけたけど、意外と美味しかった。

最後にコーヒーを飲んで、ごちそうさまでした。

 

そのあと部屋に帰って出発の準備をした。

 

昨日洗って干したTシャツは全然乾いていなかったので、とりあえず袋に詰めた。靴下も然り。ケータイの充電もオッケー。

 

今日の目標は、お金を両替して、食べ物を買い、そして列車に乗り込むことだ。がんばろう。

 

電車の2時間前くらいにチェックアウト、ホテルをあとにした。スタッフも優しくて、本当にいいホテルであった。ドライヤーはなかったけどね。

 

そして歩いて市街へ向かった。市街へは徒歩でも20分もあれば着く。

途中歩きながら写真を撮っていった。

 

f:id:iimuramura:20160930202306j:plain

f:id:iimuramura:20160930202329j:plain

f:id:iimuramura:20160930202352j:plain

f:id:iimuramura:20160930202413j:plain

f:id:iimuramura:20160930202441j:plain

 

昨日の夜は割と恐ろしく見えた町が、朝になるととても穏やかだ。

港町なだけあり、とても景色がよく、気持ちいい海風を浴びながら停泊してる船を眺めることができた。

もうすぐ僕は離れるけど、また来たいなぁ。

 

そして、とりあえず自分の乗る電車を確かめることにした。

ウラジオストク駅へ向かう。

 

f:id:iimuramura:20160930203126j:plain

ウラジオストク鉄道駅。西洋風で立派な建物。

 

ウラジオストク駅の入り口にはボディチェックがあったが、僕は慣れていないので、訳も分からずゲートを通ってしまう。やり直し。

次はポッケの中のものを入れっぱなしにして入ってしまう。やり直し。

次はベルトをそのままに入ってしまう。やり直し。

教えてもらって、ベルトの部分に手を当てて入った。クリアー。

少し自分の無知を恥じ、お礼を言ってその場を通り過ぎた。

 

 

入ると中は広く、チケット売り場や食べ物の売店、お土産屋、カフェなど、意外に近代的で栄えた駅だという印象を受ける。

 

f:id:iimuramura:20160930203526j:plain

f:id:iimuramura:20160930203429j:plain

 

また、席がいくつもあり、正面の壁には電光掲示板が固定されていた。

ディスプレイは2つあり、右のほうを見ていたのだけれど、僕はロシア語がそんなにわからない。でも、少なくともモスクワ行きじゃなさそうだ。

 

しばらくして左のを見たら、ようやくわかった。しかし、何番ホームかは、まだ書いてない。仕方ないから直前に見にこようっと。

 

さて、次は両替だ。

駅の近く、出て左のほうに銀行があったから助かった。銀行はванкだ。

入るととても綺麗な店内だった。

受付の女性に両替できるか尋ねたら(exchange,OK?)、連れて行ってくれた。どうするのが1番早いのか分かっているのだ。そこで交換してもらう。成田空港よりは全然いいレートだった。だいたい1ルーブル=1.6円。

でも次回からはドルに替えて持ってこよう。ロシアで日本円はちと風当たりが強すぎる。

 

そのあと、駅前のスーパーへ。スーパーは入り口と出口が別れていて、一方通行だ。はいると、お土産からパンから惣菜まで、なんでも売っていた。

特にショーケースの中にソーセージや、チーズ、魚などが並んでいたのは見ものだった。ロシアって発展途上のイメージあったからとっても意外だった。

 

f:id:iimuramura:20160930204120j:plain

f:id:iimuramura:20160930204141j:plain

f:id:iimuramura:20160930204158j:plain

ロシア人からすると"BUSHIDO"はかっこいいのかもしれない。

 

そこで適当に黒パンや普通のパンや、水、オレンジジュース、カップ麺を買った。たくさん買ったけど、千円くらいでとても助かった。

 

そうこうしているうちに時間が近づいてきたので、駅に戻った。

今回はスタイリッシュにゲートをパス。

そしてスタイリッシュに何番ホームか確認できた。

スタイリッシュな1番ホームだ。

 

そして、いまウラジオストクで一番スタイリッシュな男は誰だ?

答えは、僕だ。

 ...冗談は置いておこう。

f:id:iimuramura:20160930205501j:plain

スタイリッシュなディスプレイ。いや、普通のディスプレイ。

 

ちなみにウラジオストク駅はどこからでもホームに入れて、電車の入り口でスタッフの人がチケットをチェックしてくれる。自動改札なんて必要ない世界なのだ。

 

僕はホームへ降りた。ホームには機関車が置いてあったが、なんで置いてあるのかはよくわからなかった。少なくともトーマスではなかったな。

 

f:id:iimuramura:20160930210459j:plain

僕が乗った13号車。ここから旅が始まる。

 

f:id:iimuramura:20160930210522j:plain

 

ホームには子供と思しき人たちがたくさんいて、騒いでいたので少し嫌だなと思う反面、ウォッカとかを飲まされずに済みそうなのでホッとした。この予想はいい意味で裏切られることになった。

f:id:iimuramura:20160930210738j:plain

子供たち。左にいるのは車掌さんで、入り口でチケットのバーコードをピッとしてくれる。 

 

そして乗車。僕は子供たちが乗るのを待ってから乗車した。

13号車。乗ってみると、車内は結構広くて清潔。

僕の乗った三等車は、線路に垂直に、二段ベッドが向き合って2つあり、真ん中にテーブルがある。そのペアの横には、線路に水平に二段ベッドが1つあり、1ブロックで全部で6人が寝れることになる。

また、収納もたくさんあり、下の席の下、上の席の上、壁にはフックとネット。

 

f:id:iimuramura:20160930211205j:plain

 

f:id:iimuramura:20160930211236j:plain

みんな寝るときは布団を敷いて寝る。日本っぽい。

f:id:iimuramura:20160930211300j:plain

窓からは風景が。時々、絶景。

普段はみんな下の席に降りてお喋りしたりして、寝るときは布団があるので、それを敷いて寝る。寝心地は全然悪くない。

むしろ振動が心地いいのだ。

ただ僕は身長が182cmあるので、足がはみ出る。少し体を曲げて寝なきゃいけなかった。(それなりにきつい)

 

さて、僕が席を見つけると、そこは例の少年少女たちのグループのちょうど端っこだった。

初めの方は僕はじっとしていたのだが、お昼のときに上の段の男の子と一緒にご飯を食べるようになってから、話すようになった。

彼の名前はジマー。多分略称だと思うけど。

ジマーは12歳で、スマホを持っている。

いつもモバイルバッテリーで充電してて、ノーインターネット!と言って電波が悪いことを嘆いていた。ロシアでも田舎は電波悪いらしい。

 

最初、なんで彼がウラジオストクにいたのか聞いてみたんだけれど、正直よくわからなかった。グーグルで写真を見せてくれたりしたのだけれど。

 

あとで別の男の子に聞いてみたところ、彼らはокеан(オーシャン)という団体に属していて、その活動の一環としてキャンプをしつつ、消防士の活動を模した競技や、ダンス、ギターなど一芸を競うコンテストがあったのだという。世の中にはいろいろあるもんだ。

2位だったんだって、すごいな。

その帰りにこの電車に乗っているらしいのだ。

 

それを教えてくれた子は17歳で、正直僕なんかより頼もしく見えた。

彼について語ろうと思う。名前は失念してしまった。ごめん。

まず、彼はモスクワが嫌いらしい。都会みたいな感じ、高いビルなどが嫌なのだという。彼らの出身も田舎の方みたいだし、なんとなくわかる気がする。一方、サンクトペテルブルクは好きみたい。伝統的な風景が広がっていて綺麗だという。

 

彼は英語が達者だった、発音の面ではもちろん彼の方が上だし、その他の面でも僕と同等かそれ以上である。高校生でこのレベルだという。

しかもそれだけではなく、ロシアの古典小説を愛し(僕が知っているのはドストエフスキートルストイだけだ)、経済や社会的な問題について大いに関心がある。

こんな17歳が日本にいるだろうか。

日本では高校生はもちろん、大学生、大人ですら若者は社会的な問題に対して関心が薄い。当然、僕も然りだ。

正直に言うと、話しているときに自分の知識や意見のなさに呆れてしまった。他国の住人はこんなに意欲的なのに、だ。

特に彼からは、プーチンや、トランプ、オバマの政策について、そして、人種差別や黒人についてどう思うか聞かれた。どう思うもなにもなかったのでほどほど一般的な意見しか言えなくて悔しかった。

 

あとは、彼らを取り巻く問題、例えばウクライナの自治に関する紛争などについても聞かれた。恥ずかしながら、その問題について知らなかった。

 

こんなんではダメだ。

僕自身もダメだし、日本だと若いうちから(特に高校生まで)政治とかに興味を示すことは「カッコ悪い」ことになる。

それが尾を引いて、今、大学生になっても、政治や経済の話をできる人は限られてしまう。多少はマシになったけど。

この状況を作り出してしまっているのはなんだろう。

教育システム、日本人的な集団の性質、テレビ、政治体制...

きっと何かのせいにしていたら時間がもったいないから、自分が変わって、行動するしかないのだと思う。

 

自分が、行動する。

「自分」「行動」が最近の自分の中のキーワードだ。

 

さて、話が逸れてきてしまったので元に戻したいと思う。

 

他に彼と話したことをいくつか語ろうかな。

・ロシア人と人種差別について。ロシア人は人種差別はしないのだということ。本当かは分からないが、彼はそうなのだという。まともな考え方のできる若者でよかった。

・ロシアの経済について。現状はほぼ平坦らしい。少し前まで上がっていたが、がくんと落ちたのだ。あとで調べたら、原油に関する政策で失速したらしい。

 社会の授業でBRICsを習った僕だったからびっくりした。

・ロシアの女の子はとても口やかましいから嫌だ。日本の女の子の方がおとなしくていい感じだ。

 

ここまで語れるなんて、彼は本当に真面目で主体的で優秀な学生なんだろう。

 

 

でも全員が全員ってわけではなかった。(少し安心したのは内緒だ。)

政治的な話をしたのは彼だけだし、他のことはこいつが馬鹿だ、とかホモだ、とかそんな話ばっかりだ。

あと、1人アニメが好きな子がいて、話した。彼は英語ができなかったけど、ナルトもワンピースも見ていたから螺旋丸も知っていた。

だから日本人の多くは螺旋丸ができるんだと、ホラを吹いておいた。うん、まあ、夢は大事だ。

 

彼らは僕にオーシャンのラバーブスレットをくれた。

すごい嬉しかった。

 

彼らと話しているときに彼らの監督も来た。

監督は、英語は喋れないけど、周りの人が通訳してくれて、意思疎通できた。トヨタはすごいよ、と褒めてくれた。とにかく快適で、安全らしい。

初めて日本のことを誇らしく思った。

 

f:id:iimuramura:20160930221024j:plain

 ロシアには日本車がたくさん。少し高級車だという。

 

しばらく彼らと話したあと、彼らはどっかに行ってしまって、しばらくすると今度はもっと若い層が来た。

だいたい12,13歳くらいの年齢の子たちだ。

ジマーも一緒にいて、ジマーと4人の女の子って感じ。

ロシアの女の子たちは強い。めちゃくちゃに喋りまくるし変顔をすっごいしてくる。

でもすっごい美人だ。

  

そのジマーと4人の女の子は、名前を教えてくれたあと、僕にロシア語を教えてくれた。

アルファベットから、顔のパーツから、あいさつ、感情の表現まで、いろんなことを教えてくれた。

アルファベットは勉強したので分かったんだけど、それ以外は結構忘れてしまった。

オレンジ色はオレンジリー。ピンクはローザリー。

難しいはスロージュナ。ありがとうが、スパシーバ。

青色とホモのことを、ガルボイと言うらしい。

 

さよならはパカー。

 

彼女たちはとてもいい教師だった。僕のために一緒に悩んでくれる。

しかも無邪気で笑わせてくるし、僕のことを Funny Japaneseなんて呼んでくる。

俺から言わせたらみんなの方がFunnyだ。

 

そうこうしてたら夜になってしまい、彼女たちは寝る時間だ。

僕は残ったジマーと話してた。

彼は写真を見せてくれたり、彼の好きなバンドの曲を一緒に聴いたりしてたんだけど、さすがに僕の方が眠くなってしまって、一回眠った。

ごめんよ、ジマー。でも君は昼間にたくさん寝ていたじゃないか。

 

そのあと、ハバロフスクという駅で30分くらいの長い休憩を取るらしく、隣の女の人に、外にでるのよーって起こされた。

なので僕も外に出てみた。そしたらすっごい寒い。あまりの寒さにテンション上がる。

それで、どっかいってみようと思って橋に登ろうとしたら、17歳の彼が危ないから、と止めてくれた。おとなしくじっとしていました。

そして駅の写真を撮ってから寒いので中に入った。

 

f:id:iimuramura:20160930221605j:plain

 

入ってから気付いたのだけれど、隣のおばさんは子供たちの関係者じゃないらしい。

え、いや、だって普通に喋ってたやん。

ロシアでは知らない人同士もすぐおしゃべりする。また僕は一つ知識を得た。

 

いなくなった隣のおばさんも僕に食べ物くれたので、いい人でした。

基本、食べ物くれる人はいい人だと考える安い価値観。

 

ということで、おばちゃんはいなくなって、代わりに若いお姉ちゃんが来た

 

そのあと、本を読んでいたんだけど、眠くなったから寝てしまった。

これで2日目はおしまい。