1日目

1日目

 

15:40からのフライト。成田空港までなぜか、母と妹が見送りに来てくれたので、お昼ご飯をご馳走になった。


出国手続きは意外とあっさりしており、すぐ済ませた。

僕の出国ゲートは98番。一番最後から2番目だった。この時点で少し不安を煽られる。

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まあ、成田空港の端っこ見られたしいいや、と思う。

 

そのあと日本円をルーブルにしてもらう。1ルーブル=2.02円であった。正直レートが悪いなと思ったけど、仕方がないので我慢して交換してもらった。

 

少し待機して乗り込んだ。機体はライムグリーンでさわやか、いい感じである。

 

中に乗り込むと、席は多くなく、全部で100席もないように感じた。

しかもすごい哀愁のある音楽が流れ、変わった匂いがする。

どことなく社会主義的な音。発展途上的香り。

ひええ、なんだここ。

まあ、座ろう。僕はガイドブックと小説を取り出して席に着いた。

 

そして離陸。離陸自体はふつうに行った。やるやないか。

 

周りを見渡すと、おじさんのツアー団体に囲まれていた。飛行機の中でお酒を飲んでくだらない話をしている。ウイスキーを持ってきたんだって騒いでる。いい人生ですねぇ。

 

ところで、ぼくは1人だったからゆっくり本を読んでいた。

 

安定すると、簡単な機内食が配られた。

だけど、ぼくのところには飲み物しか来ない。コーヒーイズヒア。

しょうがないので声をかけてみた。サンドイッチ・プリーズ。

 

ちなみに、CAは日本語は通じない。英語も怪しいレベルだ。なので、まあ適当にやり過ごしてほしい。コーヒーは通じたみたいだ。

 

あと、ロシア人は仏頂面してるけれど、中身はとても優しい。人懐こい。親切。

だから冷たく感じてもそれは見た目だけなんだと信じてください。

 

機内食は、食パンのサンドイッチ。中にはキュウリ、茹でたチキン、マヨネーズが入っていた。パンがぼそぼそして硬くて食べずらかった。

まあ、こんなもんだよね。

隣のおじさんたちは、「酒に合うじゃねえか」といいつつ、大きめの瓶のシーバスリーガルを持っていた。

機内への持ち込みオーケーなんだ。

 

結局、3時間弱くらいで、ウラジオストク空港に到着。旅程表の時間と違かったのだが、これは現地時間だからだった。

 

なんと時差の関係で、ウラジオストクは日本より1時間早いのだ。日本より時刻の早い国なんてそうそう来れるものではないので、ぼくは少し嬉しくなった。

 

入国手続きは、とにかく待たされた。

まあ、いいんだけどね。受付のおばちゃん一生懸命だったし。

 

それが済むと、空港内に出る。

ウラジオストク市街からは距離があったので、タクシーを手配してもらった。1500ルーブル。空港から50キロ弱あるので、そんなに高くないかな、と思う。ほんとは電車に乗りたかったけどね。

 

外に出た。

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他のタクシー運転手に指定されたタクシーの場所を聞いたけど馬鹿にされた。

世知辛い世の中である。でも無事見つけることができた。

 

タクシーはぼったくられるかと思ったけど、本当に空港で支払っただけしか取られなかった。チップも要らなかったし。

ええやん。ありがとう。スパシーバ。

 

ホテルに来た。ホテルは巨大な軍艦が廃墟になったみたいな見た目だった。そして、すごく暗い。

 

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だけど、入り口にいた人が親切で、7階の受付を教えてくれた。

英語だめだったので身振り手振りだったけど、エレベーターの7を押してくれたとき、はさまっちゃって、少し笑いそうになった。

 

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でもいい人でした。

 

チェックインのときは出国カードとパスポートを渡す。出国カードは空港で入国審査をするときにもらえるのだ。これをなくすと大変なことになる。

 

受付の女の人は綺麗でした。ロシア人、みんな綺麗だ。

グッドカントリー。グッドピーポー。

 

チェックインもスムースに済んで、部屋に入る。部屋はとても綺麗だ。すごい。

しかし、なぜかベッドが2個ある。なんでやねん。でも結構広い部屋だったので嬉しかった。

音が丸聞こえなので、そとで大声で喋ってる人の声が響いてとても怖かった。部屋に入ってくるなよ、頼むから。

 

Wi-Fiあったのはとてもよかったね。意外とロシアのホテルはWi-Fiがあるところがほとんどみたいだ。しばらく使えなくなるので、人に連絡できてよかった。

 

少し落ち着いてから外に散歩に出た。

9月の夜のウラジオストクは、秋の風が吹いていて気持ちいい。

意外とヤバそうな人はいなくて、男ならそれなりに安全だ。

 

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少し歩いて、ウラジオストク駅の前で、BIG FATという、ロール状のケバブを買う。140ルーブル。つまり、280円くらいだ。

めちゃめちゃでかくて美味しかったな。後半飽きてきたけど。

 

あと、コンビニで水とエムアンドエムズのチョコを買った。77ルーブル

 

道に迷っていたらビーチで音楽を流してクラブみたいにしてた。うひゃあ。

ウラジオストクのイケイケな人はここで踊り明かすのだろう。

 

ぼくは俯いたまま通り過ぎた。

 

無事ホテルに帰ってきた。

 

ベランダへの扉を開けようとしたらなぜか下のみ固定されて上だけ開くシステムだった。え、出られへんやん。

 

そして、シャワーを浴びた。お湯も出たし、そんなに悪くなかったかな。

 

そして、いろいろ考えて、眠りにつきました。